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iPadのみで仕事をすることは可能か?

iPad
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こんにちは!
はえちゃんねる@石垣島のはえちゃんです!
今回はiPadのみで仕事はできるのかについて紹介します。

実は最近、6年ほど使ったM1MacBook Airを手放し、現在M1チップ搭載のiPad Airで執筆や動画作成を行っています。

Linux搭載のノートパソコンや、Raspberry piで自宅のファイルサーバーを構築したりはしていますが、基本的にiPadのみで話し合いの議事録から記事の執筆、必要な動画の作成・編集をしているのが現状です。

iPadOS 26が発表されてから、現在ベータ版がリリースされており、この影響を受けてiPadのみで仕事を完結させたいを考える人は増えてきているのではないでしょうか?

そこで、僕がここ最近iPadで仕事をしてみて改めて感じる部分を交えながら、iPadで仕事は可能かを紹介したいと思います。

iPadの仕事における主要な強み

iPadは、その特性により特定の仕事においてMacBookを凌駕する強みを持っています。

直感的な操作性と携帯性

iPadの最大の魅力は、その直感的なタッチ操作と優れた携帯性。

PCと違い、ボタン一つで瞬時に起動し、データの処理速度も速いため、スキマ時間など短時間で作業を終えたい人にも最適です 。

Apple Pencilとの組み合わせにより、フリーハンドでアイデアをまとめたり、デジタルで配られた資料に直接書き込みしたりと、手書きメモや資料への直接書き込み、アイデアの図解などが紙のような感覚で可能になります。

Web会議では、PCとは別にiPadで同じアカウントでログインし、画面共有して標準メモやフリーボードで手書きをすればホワイトボードとして快適に利用できます。

また、クイックメモ機能を使えば、Webページで気になった情報を瞬時にメモすることができます。

Apple Pencilを右下角から画面内側に向かってスライドするだけでメモを開き、Webページのリンクや写真、テキストを貼り付け、手書きでコメントを追加するといった効率的な情報収集・整理が可能です。

高性能チップと豊富なクリエイティブアプリ

M1/M2チップや最新のM4チップを搭載したiPadは、画像・動画編集  やイラスト制作など、高い処理能力を要するクリエイティブ作業をモバイル環境で実現します。
Final Cut Pro for iPadやProcreate、Affinity Designerなどのプロ向けアプリが充実しており、Macに近いレベルの制作環境を提供します。

特にProcreateはiPad専用設計であり、軽快な動作とApple Pencilとの抜群の相性から、イラスト制作において高い評価を得ています。

音楽制作においても、GarageBandやLogic Pro for iPadで作曲・録音・ミックスまで完結可能であり、ボイスメモやNotabilityを使った譜面確認、Avid ControlによるPro Toolsのワイヤレスコントロールなど、Macのサブ機としての活用も進んでいます 。

ビジネス用途では、Word, Excel, PowerPointなどのMicrosoft OfficeアプリやApple純正のPages, Numbers, Keynoteが快適に動作し、資料作成や編集が可能です。

営業職では、Keynoteアプリをマスターし、Apple Pencilで手書きメモやイラストを資料に書き込みながらプレゼンテーションを行うことで、臨場感ある効果的な提案が実現します 。

iPadの限界とMacBookの優位性

iPadの進化は目覚ましいものの、MacBookには依然として揺るぎない優位性があり、特に特定のプロフェッショナルな作業においてはMacBookが最適な選択肢となります。

長文のテキスト入力

特に長文のテキスト入力においては、MacBookが優位です。

キーボードや日本語入力アプリ、テキストエディタの選択肢が豊富であり、長時間のタイピング作業に向いています。

iPadでもMagic Keyboardを装着すればMacBookとほぼ同じタイピング体験が可能ですが、長時間のタイピングのしやすさは、まだまだMaBookには劣りますね。

ファイル管理や煩雑なデータ処理

また、大量のファイル管理や複雑なデータ分析、マクロや関数処理を多用するExcel作業  においては、MacBookの方が圧倒的に優位です。

iPadOSのファイルアプリは改善されたものの、PCのような自由なフォルダ作成やプラグイン導入には限界があり、情報量やキーボードショートカットの制限、複数ウィンドウでの整理のしづらさが残ります。

用途別:最適なデバイスの選択

iPadとMacBookのどちらが最適かは、個人の仕事内容やワークフローに大きく依存します。

クリエイティブ職

イラスト制作(Procreate, CLIP STUDIO PAINT, Adobe Fresco, Illustrator for iPadなど)、手書きデザイン、簡易的な動画編集(iMovie, PowerDirector, Quik, Adobe Premiere Rush, LumaFusion)にはiPadが非常に強力です。

Apple Pencilの筆圧感知や遅延のなさ、直感的な操作性は、紙に描くような感覚を提供します。

音楽制作においても、GarageBandやLogic Pro for iPadで作曲・録音・ミックスまで完結可能とされています。

iPadはキーボード入力だけでなく、ペンやタッチによる直感的で自由な表現・入力を可能にする点で、MacBookとは異なる独自の価値を提供します。

特に、アイデア出し、スケッチ、図解、手書き学習といった、思考と表現が密接に結びつくワークフローにおいて、iPadはMacBookよりも優れた効率と体験をもたらす可能性があります。

一方、高度な3Dモデリングや大規模なDTPデザイン、Blenderのようなフル機能のソフトウェア、Final Cut Proのフル機能が必要なプロフェッショナルな動画編集など、より複雑でリソースを大量に消費する作業にはMacBookが適しています 。

ビジネス職(営業、事務、ライターなど)

携帯性を活かした外出先でのプレゼンテーション(Keynote, PowerPoint)、顧客への資料提示 、手書きメモや議事録作成(OneNote, Notability, GoodNotes) 、Web会議への参加(Zoom, Teams)、簡単な資料作成・編集(Microsoft Office, Pages)  にはiPadが有効です。

クラウド連携により、チームでの共同作業やデータ共有もスムーズに行えます。

iPadは、営業やフィールドワークといった移動が多く、対面でのインタラクションが重要となるビジネスシーンにおいて、その携帯性と直感的な操作性、そしてApple Pencilによるその場での書き込みが、顧客との距離を縮め、提案力を高めるという独自の付加価値を生み出します。

MacBookでは難しい「顧客の目の前で資料に直接書き込みながら説明する」といったインタラクティブなプレゼンテーションが、iPadの強みとなります。

長文の文書作成 、複雑なExcelでのデータ分析やマクロ使用、デスクトップ並みのマルチタスク 、大量のファイル管理  が必要なオフィスワークでは、MacBookが圧倒的に優位です。

ライターの視点から見ると、iPadでのリサーチ、構成作成(マインドマップ)、執筆、画像作成(Canva)は可能ですが、本格的に継続するにはPCの方が便利で、ファイル管理やショートカット、外部ディスプレイの制限が課題となることが指摘されています 。

学習・研究者

デジタルノート(GoodNotes, Notability)での手書き学習、PDFへの書き込み、参考書・PDFの読書(Split Viewで教科書とノートを同時表示)、オンライン授業への参加にiPadは最適です。

目にも優しいXDRディスプレイは長時間の学習にも向いています。

iPadは、生徒一人ひとりのレベルに合わせた学習を可能にし、動画や音声による学習、3D立体図形の表示など、紙の教材では難しい直感的な理解を促進します。

一方、大量の文献管理、複雑なデータ処理、プログラミングを用いた研究、特定の専門ソフトウェア(統計解析ソフトなど)の使用にはMacBookが適しています。

プログラマー

Swift PlaygroundsでのSwift学習、PythonistaでのPythonコード実行、Web制作(HTML/CSS/JavaScript)の学習など、プログラミング学習や簡単なアプリ開発にはiPadも活用できます。

クラウドIDE(GitHub Codespaces, Replit)を活用すれば、サーバーサイド開発も部分的に可能です。

iPadのOSやローカル環境の制約を、クラウドベースのサービスやWebアプリで補完することで、「iPadのみ」でのワークフローの幅を広げようとする傾向が見られます。

しかし、本格的なアプリ開発(Xcodeなど)、大規模なシステム開発、ゲームエンジンを活用した開発、ローカルサーバー環境の構築、複雑なファイル管理や拡張ツールが必要な場合は、MacBookが必須となります。

まとめ

「iPadのみで仕事を完結させる」ことは、現代のiPadの進化により、多くの場面で現実的な選択肢となりました。

特に、直感的な手書き入力、優れた携帯性、そしてクリエイティブな作業における強力なアプリエコシステムは、iPad独自の強みです。

しかし、MacBookが提供する「PCとしての自由度」は依然として揺るぎません。

長時間の精密なタイピング作業、複雑なファイル管理、高度な専門ソフトウェア(特にプログラミングや大規模なデータ分析、3Dモデリングなど)の使用においては、MacBookが圧倒的な優位性を持ちます。

つまり、シンプルなワークフローにはiPadが、複雑で高度なワークフローにはMacBookが適しているという、デバイスの特性に基づく選択の原則が導き出せます。

最適なデバイスの選択は、あなたの「ワークフロー」と「ニーズ」に深く依存します。

自身の仕事内容を深く掘り下げ、必要な機能と作業スタイルを明確にすることで、あなたにとって最適なデバイスが見えてくるはずです。

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