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可能性の宝庫!raspberry pi5を使ってみよう!

Raspberry pi
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皆さんは、Raspberry piというものをしっていますか?

Raspberry piは、名刺サイズの基盤の上にPCとして必要な機能を全て装備した極小のPCです。
サイズの割に性能がそこそこ良いので、サーバーやプログラミング開発用として使われたり、いろいろな機器の組み込み用として利用されたりしています。
僕もつい先日から、Raspberry piを活用した自宅ファイルサーバーを運用しています。

そんなRaspberry piですが、現行の最新モデルはRaspberry pi5です。
Raspberry Pi 5は、これまでのモデルから飛躍的に性能が向上し、そのパワフルさと多機能性により、趣味のプロジェクトから本格的な作業まで、幅広い用途で活躍できる小さなコンピューターです。

Raspberry Pi 5の大きな進化と主な特徴

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Raspberry Pi 5は、前モデルのRaspberry pi4と比べて性能が大幅に上がっています。

CPUが速くなった

Broadcom BCM2712クアッドコアARM Cortex-A76プロセッサを搭載し、これまでのモデルの2〜3倍も高速化されました。

これにより、もっと複雑な計算や複数の作業を同時にスムーズにこなせるようになりました。

メモリも豊富に

標準で8GBモデルが提供されており、さらに大容量の16GBモデルも登場しています。

これにより、より多くのデータを扱ったり、複数の重いアプリを同時に動かしたりすることが可能になりました。

超高速なSSDが使えるように!

これはPi 5の大きな目玉です。

PCIe 2.0という新しい接続口ができたことで、NVMe SSDという超高速な記録装置を直接つなげられるようになりました。

これにより、データの読み書きの速度が劇的に向上し、従来のmicroSDカードでの弱点が解消され、「おもちゃ」だったラズパイが「本格的な道具」として使えるようになったと評価されています。

その他の便利な新機能

待望の電源をオン/オフする物理ボタンが追加され、電源がない時でも正確な時間を保つための時計(リアルタイムクロック:RTC)も内蔵されました。

また、冷却ファン用の専用の接続口が追加されたことで、熱対策がより簡単になっています。

これらの進化により、Pi 5は、これまで以上に多様なプロジェクトに活用できるようになりました。

Raspberry Pi 5の多様な活用方法

強化された性能と新しい機能は、Pi 5の活用範囲を大きく広げます。

デスクトップPCとして使う

ウェブサイトを見たり、書類を作成したり、プログラミングをしたりといった日常的なパソコン作業が、Pi 4よりもはるかにスムーズにできるようになりました。

特に8GBや16GBメモリモデルは、より多くのアプリを同時に動かしても快適で、本格的なデスクトップパソコンの代わりとして使えます。

自宅のファイル置き場(NAS)やサーバーにする

PCIeでNVMe SSDを直接つなげるようになったため、従来のmicroSDカードと比べて格段に速い速度でデータをやり取りできます。

Sambaという仕組みを使えば、Windows、Linux、macOSなど、ご自宅のどんなパソコンからでもアクセスできる高性能なNAS(ネットワークに接続されたファイルサーバー)を構築できます。
OpenMediaVault (OMV)というソフトを使えば、自分で設定する楽しみもあります。

スマートホームの司令塔(IoT)

強化された処理能力とたくさんのGPIOピン(センサーや部品をつなぐための端子)により、複数のセンサーからリアルタイムに情報を集めたり、家電製品をコントロールしたりするスマートホームの中心として効率的に使えます。

Home Assistantのようなオープンソースのソフトを入れれば、スマートデバイスをまとめて管理する強力なハブを構築できます。

学習ツールとして

手頃な価格と使いやすさ、そしてたくさんの情報がある活発なコミュニティのおかげで、プログラミングやコンピューターの仕組み、ハードウェアの知識などを学ぶのに最適なプラットフォームです。

導入と運用のヒント

Raspberry Pi 5を最大限に活用するためには、いくつか知っておくべき重要な点があります。

OSの選び方と入れ方

公式の「Raspberry Pi OS (Bookworm)」の64ビット版を使うのが最もおすすめです。

OSをmicroSDカードに書き込む際には、「Raspberry Pi Imager」というソフトを使うと簡単です。

特にOMV(OpenMediaVault)でNASを構築する場合は、OSを書き込む際に「パスワード認証でインストールするオプション」を必ず選ぶことが非常に重要です。

これを忘れるとログインできない問題が発生する可能性があります。

熱対策はとても大切

Raspberry Pi 5は高性能な分、前のモデルよりもたくさんの熱を出します。

特に、高い負荷をかけたり、ずっと動かし続けたりするプロジェクトでは、ファン付きのケースやヒートシンクといった「アクティブクーラー」の使用が「必須」です。

冷却が不十分だと、CPUの動きが遅くなり、性能が大幅に落ちてしまいます。
冷却装置がないと、何もしていないアイドル状態でもCPU温度が60度を超えることがあり、高い負荷をかけると85度前後まで上昇します。

ストレージの工夫

microSDカードは手軽ですが、速度や耐久性には限界があります。

特にNASやサーバーのように頻繁にデータの読み書きをするプロジェクトでは、PCIeでつなぐNVMe SSDを使うことを強くおすすめします。

OSの起動速度やアプリの反応が劇的に速くなるだけでなく、システム全体の安定性と耐久性が向上します。

SSDからOSを起動させるためには、事前にPi 5本体の設定(EEPROM)を変更する必要があります。

電源アダプター

公式の「5V/5A USB-C電源アダプター」を使用することが非常に重要です。

電力が足りないと、予期せぬシャットダウンや性能の低下が起こる可能性があります。

まとめ

Raspberry Pi 5は、その飛躍的な性能向上と新しい機能により、これまでのシングルボードコンピューターの限界を打ち破る可能性を秘めています。

技術を愛する人、教育関係者、そして何かを生み出す開発者にとって、Pi 5は創造性を刺激し、新しいイノベーションを生み出すための強力なツールとなるでしょう。

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